低温調理器を利用すれば大抵のお肉が美味しくなり、そして高級肉のように柔らかく仕上げることができます。
もちろん豚肉だって例外ではありません。
豚の生姜焼きをいつも以上においしくできる低温調理レシピをさっそく試してみました。
豚ロース肉を使った生姜焼きレシピ
【低温調理設定】
・60℃60分(ミディアム狙い)
【材料】
・アメリカ産豚ロース肉1枚100g程度
【ソース】
- 生姜チューブ 5センチ程度(お好み)
- 醤油 大さじ3
- お酒 大さじ2
- みりん 大さじ2
豚肉ミディアム狙いは大丈夫?
そもそものお話をしましょう。
一般的には牛肉のステーキなら60℃程度で狙える「ミディアム」の焼き方でおいしくいただくことができるってことは良いとして。
豚肉ってしっかりと焼かないとダメでしょ?と思う方も少なくないと思います。
ですが、最近では日本全国流行りのお肉やさんなんかでは、まさに「ピンク色」のお肉を提供しているお店も増えてきているように思います。
また、ステーキの本場アメリカでは、『豚肉の調理温度のルールが変更され以前よりも基準が下げられている』と実際に提供している店も紹介されているそうです。
他にも、日本国内で「菌は肉の表面に存在する」と紹介する書籍も出ています。要するに表面をしっかりと焼きさえすれば問題ないってことなんですよね。
それでも「絶対大丈夫」はありませんので、自己責任で温度の設定をお願いします。
ですが、このミディアムギリギリの温度はお肉が柔らかくなるところなので、ぜひ試してみて欲しい温度です。
低温調理で柔らか生姜焼き
それではこちらから豚ロース肉の生姜焼きを作っていきます。
1.はじめに低温調理器の温度を設定してスタートしておきましょう。
60℃60分に設定します。
水道水そのままからはじめても問題ありませんが、設定温度40度程度のお湯からスタートすれば10分程度で60℃に達します。
2.今回は先に「焼き」を入れるレシピを参考にしましたので「筋切り(すじぎり)」をしておきましょう。
こうすることで、焼いたときにお肉が縮んでしまうのをふせげます。
それからお肉の表面をさっと焼き目を付けておきます。焼きすぎないように注意してください。
お肉が焼けたら、つぎにソースを作ります。
3.【ソース】に記載した調味料を入れ、ソースに少しとろみがつくまで煮詰めましょう。
今回生姜はひかえめの量で作っているので、お好みでたくさん入れても大丈夫です。
4.ソースが出来たら、ジップロックにソースとお肉を入れ、真空状態にすれば準備OKです。
5.設定温度の60℃になったら、お肉を鍋に入れましょう。
6.後は60分間放置です。
時間になれば、ピッピッピとお知らせしてくれますので、すぐにお湯から出してください。
これで完成です。
豚ロース生姜焼きまとめ
あっとゆうまに生姜焼きが出来てしまいますよね。
今回はソースに火を入れているので少し面倒なところもありますが、これはお好みで火を通さない方法でも良いと思いますし、その方が良いのではとも思いました。
肝心のお肉の方は、美味しいレシピを参考にしたソースでしたので、これは失敗のしようがありませんよね。
美味しい生姜焼きになりました。
ただ、絶妙な火加減ですが、僕個人では「低温調理感」が少ないような気がしました。脂身はプリっとして良かったのですが、身の方が火を入れすぎてしまったのか、すこーし思った感じではなかったです。
もう少し大きなお肉の方が、このレシピと相性がいいのかもしれません。
これはまたの機会で試してみたいと思います。
と言っても、このレシピでも十分美味しい生姜焼きはできます。参考にして頂けたら嬉しいです。
ごちそうさまでした。