年末を意味する「お歳暮」。年の暮れになると、お世話になった方への、日ごろの感謝の気持ちの意味を込めてお歳暮をお贈りします。取引先の方や、上司、同僚、親族などに贈るお歳暮は、受け取った先でも喜んでいただきたいもの。そこで、お歳暮の人気ギフトや予算をまとめました。お礼の気持ちがシンプルに伝わるギフトをお送りしましょう。
お歳暮に贈って喜ばれるアイテム
お歳暮は、贈る時期が決まっていて12月上旬から遅くとも中旬・12月20日くらいまでにお贈りします。アイテムとしては、食べ物系が圧倒的に人気です。洋菓子や和菓子はもちろん、もう少しゴージャスなものを贈りたいということで、ハムなどの肉類加工品をチョイスする人も多いです。
また最近は産地から新鮮なカニや魚介類、ブランド牛肉などを贈ることもできるようになり、生鮮品を贈るケースも増えてきました。冬ですからとくに生鮮品を控える必要はありませんが、産地から直送する場合などは、先様のスケジュールを確認して、確実に受け取っていただけるようにしておきましょう。
お歳暮に避けたほうがいいもの
お歳暮に避けたほうがいいものは特にありません。ただし食べ物系ギフトを贈る場合は、先様の好みや家族の人数、アレルギー情報などを事前に調べておきましょう。
たとえば甲殻類にアレルギーがあるお宅にカニやエビをお贈りするのはふさわしくありませんし、お酒を飲む人がいないご家庭にビールや焼酎を贈っても飲んでいただけません。事前のリサーチをきちんとして、家族全員に喜んでいただけるギフトを選びましょう。
予算はいくら?友人・同僚には3000~4000円
お歳暮の予算は難しいところですが、友人や同僚に贈る場合は、3000~4000円程度が目安です。あまり高額なものを贈ってしまうと、相手がお返しの心配をしなくてはなりませんから、気軽に受け取ってもらえる予算を設定しましょう。
また両親にお歳暮を贈ることもありますが、この場合は顔を合わせる頻度によって予算を変えるといいですね。近くに住み、しょっちゅういろいろなものをやり取りしているのなら3000円くらいの予算でOK。逆に遠方に住んでいて、あまり会えないという場合は、4000円くらいの予算でお礼の気持ちを贈りましょう。
予算はいくら?親族・上司には5000円
お世話になっている親族や上司には、5000円程度の予算にしましょう。会社の上司に贈る場合は、同僚と相談して予算をそろえておくのがいいですね。
誰かが突出して高額なお歳暮を贈るのは、あまりよくありません。ほかにも、子供さんの習い事の先生にお歳暮を贈ることもありますが、こちらも5000円くらいの予算で十分でしょう。