夏の大事なご挨拶であるお中元。日ごろから、お世話になっている方に対して感謝の気持ちを込めて贈るギフトですから、先様に喜ばれるものを出来るだけ選びたいですね。ここでは、お中元で人気のギフトやNGアイテム、予算はどれくらいかをご紹介しましょう。
お中元に贈って喜ばれるアイテム
お中元で喜ばれるアイテムは、やはり食べ物系ギフトです。お中元の時期はエリアによって多少の違いがありますが、だいたい6月下旬から7月半ばごろ。暑い時期に贈るものなので、冷たいギフトや日持ちのするものがおすすめです。
具体的には、ひんやりスイーツの代表選手であるゼリーやアイスクリーム、高級フルーツを使った果汁100%のジュースなどが、清涼感があって喜ばれます。ドリンクの場合は、アイスコーヒーやビールも人気のアイテム。日持ちのするものとしては、洋菓子やハム・ソーセージと言った肉加工品も定番のお中元ギフトです。
お中元に避けたほうがいいもの
お中元ギフトを贈る時に注意すべき点が2つあります。ひとつめは、生鮮品はなるべく避けたほうがいいこと。なにしろ暑い時期に贈るものですから、傷む可能性があるものはお中元ギフトには向きません。また受け取る側が旅行などで長期間にわたって自宅を留守にしていると、せっかく鮮度の良いものを贈っても意味がなくなりますね。
二つめは、カタログギフトのように金額がわかりやすいものは、失礼に当たるケースが多いことです。とくに目上の方に差し上げるお中元では、商品券やカタログギフトは避けたほうがいいでしょう。無難すぎると思っても、定番の食べ物ギフトを贈ったほうが、先様も気持ちよく受け取ってくれます。
予算はいくら?友人・同僚には3000~5000円
お中元の予算には頭を悩ませるものですが、目安として親しい友人や同僚には3000~5000円程度の予算で考えましょう。あまり高価な物を贈ると受け取ったほうがお返しをどうしようかと考え込むことになりますので、かえって失礼です。
さらにお中元は、先様との関係が変わらない間は毎年贈るのが一般的なマナーです。あまり高価なものを毎年贈り続ける事を考えると、ほどよい予算のものを長い間贈るというスタンスで予算を考えるほうが良いのです。
予算はいくら?親族・上司には5000~10000円
親族・上司には目安として5000円を予算としましょう。感謝の気持ちを贈るものですから、あまり安い予算ではいけませんが、5000円もあればかなりの種類の商品から、気に入っていただけるものが選べます。
ただしとくにお世話になった方や重要な取引先などでは、予算の上限を10000円として考えてもいいでしょう。感謝の気持ちですから、ギフトを選べる程度の予算は欲しいですね。