家で簡単につくれるおもてなし料理はないものか。お客さんが来るときや特別な日のご飯って結構悩みますよね。
そんな日におすすめなのが「牛肉タリアータ」というイタリアの郷土料理。
牛肉を使うので見栄えが良い、絶品料理なのです。今回は松阪牛のステーキ肉を使ってタリアータを作ってみたので是非参考にしてください。
タリアータとは?
タリアータというのは薄切りという意味だそうで、簡単に作れる上にとっても食べやすいお肉料理なのです。
日本でいうところの「かつおのたたき」の牛肉版という感じのお料理。バルサミコ酢を使うお料理なので、さっぱりとお肉を食べたいなという時にぴったりのレシピとなります。
A5ランクの松阪牛でイタリア料理「タリアータ」を作ってみた
お取り寄せしたA5ランクの松阪牛ランプステーキを使ってタリアータを作っていきましょう。
国産和牛のステーキ肉はステーキ用として食べてもいいのですが、1枚余ったりしたときなどはどうしていいのか困るもの。また、暑い日でさっぱりとしたものが良い時にもタリアータは手軽なのに美味しいのです。
ちなみに、松阪牛のランプ肉はいろいろある部位の中でも程よい赤身と脂身のバランスが良いのです。しかも上質な黒毛和牛特有の脂肪のくちどけ。これで、口に入れた時にプルンと融けてなくなるような心地になります。
準備するもの
- 松阪牛ランプ肉 150~200g
- バルサミコ酢 大さじ2
- レモン 小さじ1
- 砂糖 小さじ1/2
- パルメジャーノチーズ 適量
- ニンニク
- 塩 ひとつまみ
- 黒コショウ 少々
- レタスやルッコラ 適量
ステーキ肉を焼くときに国産のニンニクを使います。香りが良くなり、牛肉がより美味しく仕上がります。
市販の1年ものくらいのバルサミコ酢にレモン果汁とお砂糖を入れて煮詰めたものを使うと味わい深くなります。
作る時にはステーキを焼いた後の肉汁をあわせると旨みがたっぷりで美味しく出来上がります。
ステーキ肉の焼き加減
今回使用したのはステーキ肉、厚み1.5cm程度のものです。フライパンに入れる直前に塩と黒コショウを振っておきましょう。
これくらいの厚みなので強火で片面2分、裏返して中火で2分ほど焼きました。予熱で火の通りはある程度調整できるので、時間よりも焼き色を重視して焼き上げると失敗しません。
焼きあがったらアルミ箔をおいたお皿に移します。
焼きあがったものは熱を全体になじませる方が美味しくなるためです。アルミ箔で全体をくるんで5~10分間寝かせましょう。余熱が大切なのです。
この待っている間に、お肉の内側の霜降りの脂肪がほどよく融けていきますよ。
美味しくするための時間と思ってしっかり時間を取ってください。
盛り付け
しっかり寝かせたステーキ肉は、厚み1cmくらいの削ぎ切りをします。ローストビーフのように薄切りにしても大丈夫です。
葉物野菜をしたにおいて、その上にステーキ肉を盛り付けるとよりさっぱりして美味しいです。緑と赤の色も美しいので、パーティー用のメニューとしても良いですね。
使う葉っぱはルッコラやベビーリーフがベスト。
薄くスライスしたパルメジャーノレッジャーノ(市販の粉チーズでもOK)を上から散らして完成です。
実際の味わいについて
お肉をお箸でもちあげると、すでにほろほろと解けるくらいに柔らかいお肉でした。流石に最高級の松阪牛は肉質が違いますね☆
お酒にはいただきものの新潟の濁り酒を合わせてみました。ただ、お肉はジューシーで甘くて感動します。
赤身から出る肉汁とブドウ酢の渋みで味わいが一段階深まるのですね。
このお料理は白ワイン、赤ワイン共に相性が良いと思います。レモンとバルサミコのまろやかな酸味との味の調和を楽しんでみてください。
あっさりした牛肉料理を作りたい方へ、本当においしいお料理となります。
まとめ
今回は最高級A5ランクの松阪牛でイタリア料理のタリアータ2皿分を作ってみました。
実際にはステーキを1枚余ってしまって、妻と2人でもう少し味わいたいねとステーキ以外のお料理にしたという今回のレシピでした。
薄めのステーキ肉の場合には、ローストビーフは火加減が難しいところがあります。それをミディアムレアのステーキに仕上げて余熱で薄切りにして食べる。
とろけるようなお肉の感触を味わいたい方にはオススメの一皿となるでしょう。わが家も大満足のお味でした。