おうちですき焼きを楽しもうというとき、困るのが美味しいお肉を食べたいけれど、子供たちはお野菜を一緒に食べて欲しいという思い。
ブランド牛など上質なお肉を手に入れたら、お肉はお肉で食べた方が美味しいですよね。
今回は、お肉だけで焼きながらお野菜も一緒に楽しめる「すき焼きの食べ方」を紹介します。
すき焼き肉を焼いて、すぐ野菜も食べる方法
すき焼き用のお肉を割り下で焼いて、すぐにお野菜も食べたいとき実は単純な解決方法があるのです。
それは、お肉の調理と他の具材の煮込みを別にする方法です。
これまで半年に1度はすき焼きをしている我が家で最近一番喜ばれている方法です。
お鍋一つ増えますが、それでも子供たちの早くして欲しいという視線と声は激減するので、この方法を選ぶ価値は大きいでしょう。
この記事が役立つ人
小さなお子様のいるご家庭
お酒を飲まないすき焼きは「おかず派」
お仕事が忙しい方
手順
このすき焼きのレシピでは、お水の量を最小限にすることをオススメします。
また、時間短縮のためにお肉を焼き始める前に、お野菜や豆腐などの具材を割り下で煮込むことが重要です。お肉の旨みこそお野菜に染みませんが、お肉を焼いた鍋にお野菜を後で追加するのでうまみでコーティングされるので味に大きな差は感じないでしょう。
①割り下を作る
まずはお肉とお野菜共通して使える割り下を作ります。
材料
- 料理酒 150g
- みりん 150g
- しょうゆ 150g
- ざらめ糖 50g
最初に料理酒とみりんを中火にかけてアルコール分を蒸発させます。小さな泡がプクプクしてお酒の香りが出ているのを確認できます。
ここでの料理酒を純米酒など香りのよいものにすると、さらに美味しくなります。
アルコールの香りが落ち着いたら、ざらめ糖としょうゆを加えます。加えたらすぐに火を止めます。
ざらめ糖は余熱で十分に溶けますし、長く火にかけることで味が濃くなりすぎることを防ぐことができます。
具材となるお野菜は基本的に何でもOK。このレシピに関して言えば、長ネギ・豆腐・きのこ類は必須。これらはしっかり割り下で煮込むので味が染みて美味しく仕上がります。
調理(具材を煮込む)
おいしいお肉は冷蔵庫広げて冷蔵庫
お肉をすき焼きにする前に、しっかり解凍しておきましょう。すき焼き肉を通販で購入した場合には、冷凍便で送られてくることが多いです。
すき焼き肉の場合には、18~24時間前に冷蔵庫にいれてゆっくり解凍すると肉質が低下しません。
また、解凍できたお肉は広げておきましょう。お肉を焼くときには手早く均一に熱を通す必要があるのでより美味しく仕上がります。
お肉を味わう(火加減)
ここからはいよいよ、食事の時間になります。すき焼き鍋を準備してください。
中火にして鍋のあたためます。この時に上の写真のように牛脂を使って温度を確認すると良いです。牛脂を鍋に広げながら温度確認をします。
牛脂から焼けるような「ピチピチ」という音がし始めたら、お肉を焼き始めてOKのサインです。
お肉を味わう(焼き方)
お肉の火の通し方は、焦げ目がつけば美味しくできているサインです。
赤身が半分程度残っているうちに、作っておいた割り下をかけて味をつけましょう。ざらめ糖とみりんの糖分とお肉の焦げ目が反応して表面にうまみ層ができます。手早く行いましょう。
卵をからめて食べましょう。割り下がちょっと濃いと感じたら、卵をつける量で調整できますし甘みも増えるのでオススメです。
生卵が苦手な方は炊き立てのご飯と合わせてお召し上がりください。
- 待ち時間がなく、食事の時間短縮
- 先にお野菜を食べて胃に優しい
- しらたき・豆腐に味が染みる
- ねぎが柔らかく食べやすい
使用したお肉は「松阪牛」と「仙台牛」
今回のすきやき、実は使っているお肉は2種類。「松阪牛」と「仙台牛」の食べ比べを行っていたのです。
松阪牛は三重県松阪市にお店をかまえる「まるよし」からお取り寄せしたもの。
肩とモモ肉が入って、200gで3,500円のもの。仙台牛はスーパーで購入してきました。
松阪牛の方が脂肪のさしが細かくて、焼いた後にとろけるような感触。すき焼きの甘いタレとの相性が抜群でした。仙台牛の方は、やや硬めの肩肉だったこともあり赤身の味とお肉らしい食感がありました。
香りなどを含めて味わいが素晴らしいのは「松阪牛」。おなかいっぱいにしたいなら「仙台牛」が良いでしょう。
より美味しい松阪牛なら
松阪牛の購入でおすすめは、A5ランクの松阪牛を専門に扱っている「松阪牛やまと」も美味しいです。鮮度が良いものが好きな方は是非使ってみてください。