たんぱく質は、炭水化物などとともに三大栄養素のひとつ。
動物性と植物性があり、動物性たんぱく質には、必須アミノ酸がバランスよく含まれています。おいしい牛肉と、たんぱく質の関係深い関係を知って、効率よく食べましょう。
良質なたんぱく質で身体を作ろう
たんぱく質は血液や皮膚、内臓など、人間が生きていくうえで必要なものを構成している大事な栄養です。たんぱく質は体内で消化されるとアミノ酸という栄養素に変化します。
そして、必須アミノ酸という言葉を聞いたことがありますよね。
これはホルモンのように体内で合成することができないため、食べ物から摂取するのが「必須」であるという意味なのです。
つまり、良質なたんぱく質を摂取することが健康な体を構成するための方法ということです。
たんぱく質不足による悪影響
もしたんぱく質が不足すると、体にいろいろなトラブルが起きてきます。
たとえば、筋力低下。たんぱく質は筋肉のもとですから、足りなくなれば筋肉も痩せてしまい、体力も低下します。元気がなくなるだけでなく、体の免疫機能も低下し、病気やけがに弱い状態になります。
さらに、内臓の働きも悪くなりますので、代謝が落ちるのです。痩せにくいと言いながら、お肉を抜くような間違ったダイエット方法をしている方がいますがこれは原理的に当然の結果。
お肉を食べないことで、今ある脂肪を出さないようにため込むことになり、痩せにくい体になってしまうのです。
精神的にも影響があります。たんぱく質が足りなくなると、脳の機能が低下し、思考力や集中力がなくなります。そのため記憶力が落ち、頭が働かなくなります。またホルモンや神経のバランスも崩れてしまい、理由もないのにイライラしたり、女性は生理不順が起きたりします。
肌や髪のツヤがなくなる
夏バテのような体調不良が続く
たんぱく質の摂取は牛肉かお魚
たんぱく質は牛肉や魚などの動物性からとるのが効率的。
ごく普通の食生活で適度に肉や魚を食べていれば、特にたんぱく質不足になることはありません。大豆にも植物性たんぱく質が含まれますが、アミノ酸のバランスからいうと動物性たんぱく質のほうが適しています。
ただし、かたよった食事を長く続けていると、体内のアミノ酸が足りなくなり肌荒れなどを引き起こすとされます。
もし気がついたら、牛肉や魚を積極的に食べるようにしましょう。
その時には
たんぱく質も食べすぎは脂肪のもと
たんぱく質が非常に大事な栄養素であることはご理解いただけたかと思います。
ただ、何事も適量というものがあり、もちろん食べすぎはNG。
食べ過ぎたたんぱく質は体の中で分解され、脂質や糖質を作るもとになります。作られた脂質が多すぎれば、脂肪として体内にどんどんたまっていきます。腎臓にも大きな負担がありますので、適度に食べることを心がけましょうね。
ちょうど良い量で満足できるという意味で、国産のブランド和牛、黒毛和牛がおすすめなのです。非常に満足度の高い食事になるため、少量でも満腹考えられるようになります。
勝負のゲン担ぎの「カツ」には化学的にも意味がある話
大学受験やテスト、あるいはスポーツの試合の前にゲン担ぎの意味でトンカツなどお肉を食べる方は多いですよね。
これただの言葉遊びだけだと思っていないですか?
じつはこのお肉を食べるという風習は、化学的にも勝負をうまく運ぶための理由があるのです。
それが、お肉の持つ栄養素である、タンパク質。分解されて吸収するときの形であるアミノ酸が非常に勝負事に良い効果があるのです。
アミノ酸の勝負への効果
- 精神の安定
- 体力増強
- 脳の活動を向上
- 集中力を高める
どちらの結果が良いか、想像できますね。アミノ酸は神経伝達物質になるし、免疫細胞など身体のいたる組織の材料になっているんです。
受験など勉強関係、アスリートのスポーツ関係などに適しています。何をやるにも脳と身体を健康に保つことが重要。先人たちの知恵というのは面白いですよね。