おいしい焼肉用の牛肉を入手したら、味をさらによくするために重要なのが焼肉のタレ。
今回はスーパーで購入できる焼肉のタレの中でもオススメのブランドについて食べ比べをしていきます。
人気ブランドの焼肉のタレは?
数多くのブランド牛をお試ししている私、これまではすき焼きとステーキを好んで選んできたので焼肉のタレ検討ができていないのです。
お肉の味は食べ比べしている私も、タレ初心者なのです。
最初はやはり、大手のブランドが間違いないだろうということで、以下の3点を選んでみました。
- 牛角 醤油ダレ
- 叙々苑 焼肉のタレ
- 金龍 みそ味・中辛
人気や知名度以外にも、化学調味料や添加剤などを考慮するとこれらが自分好みだと判断。牛角と叙々苑は醤油系の焼肉のタレ、金龍は評価の高いみそ味としました。
焼肉のタレはつけダレにも使用したいので、お肉の味を決める超重要なものだと思っています。
それぞれについてみていきましょう。
焼肉のタレ比較
早速鉄板で焼肉をしていきます。今回使ったお肉は最近お気に入りのブランド牛、和歌山産「熊野牛」。さっぱり目でちょうど良いさっぱり具合なのでこのところ続けて購入しています。
焼肉はガス火とイワタニの焼肉プレートの組み合わせで作っていきます。
牛角 焼肉のタレ
牛角の醤油ダレは、とろみと甘みが際立つ焼肉のタレでした。成分は以下のようになっています。
とろみは水あめと増粘剤のキサンタンによるものでしょう。お肉とのからみは良くなるのでしょうが、松阪牛など黒毛和牛のブランド牛との相性を考えるとちょっと甘過ぎるかなという印象。
アメリカ産のモモ肉などの場合にはジューシーに感じられたりするのかも。
タレには油もほとんど浮んでいない、あっさりしたタレです。
にんにくやゴマの香りがしますが、それでも香りもかなり軽いです。万人ウケしやすい焼肉のタレということで、高級お肉用ではないのかなという印象を受けました。
商品名:牛角 醤油ダレ
内容量:210g
価格:200円(税込)
叙々苑 焼肉のタレ
叙々苑のタレも醤油系の焼肉のタレになっています。
しょうゆの香り、にんにくの香りのバランスがとても良いです。焼肉のタレとしてつけダレとしてはもちろん、事前に絡めておく味付け用の浸けダレとしても優秀。
原材料を見てみると、シンプルさは際立っています。
- 国内製造のしょうゆ
- 砂糖
- みりん
- ごま油
- にんにく
- 黒胡椒
など本当にシンプル。我が家ではサラダ用のドレッシングも叙々苑のものを常備しているのですが、あちらと同様に食べることで健康に慣れそうな自然な材料からできているなと感じます。
叙々苑が高級焼肉店であるのは、味にこだわりがあるためなのだと改めて感じられました。
この焼肉のタレは、醤油メーカーとして有名な「ヤマサ醤油」で作られています。
国内製造のしょうゆにこだわっているのも、醤油メーカーで作ったもの材料をそのまま使える生産体制によるものなのでしょう。
とろみはやや少なめですが、お肉との絡みは十分。
お肉の旨みがさらにアップする、これぞ焼肉のタレという味わいでした。
商品名:叙々苑 焼肉のタレ
内容量:240g
価格:550円(税込)
金龍 焼肉のタレ
金龍は大阪で特に人気のある焼肉店で生まれた専用のタレ。基礎となる材料は天然の素材にこだわり、長く関西で愛され続けているお店なのです。
ゴマの香りがとてもよくでている、香りの良い味噌ダレです。
金龍の焼肉のタレ(中辛)に使われるゴマは、混合する直前に焙煎したものが使われているそうです。
にんにくと味噌との相性は流石という組み合わせ、美味しくないわけがないですね。
味漬け用として絡めると、味噌が焦げてしまうのでこちらはつけダレとしての使用がベストです。
また、ほんのりピリ辛になっているので、焼肉のタレとして使い終わったら中華料理の調味料としても利用できます。
公式HPには、以下の用途が推奨されていました。
<使用例>
麻婆豆腐・ スタミナ肉じゃが・ 鶏ハラミの味噌焼きそば・どて焼き・ スペアリブの旨辛煮込み・ チーズタッカルビ・挽肉ときのこのそぼろ丼・ 豚丼・ 豚ゴボウ炒め・スタミナみそ鍋・ ぶりの照り焼き・ ナムル盛り合わせ・ホイコーロー・そぼろ丼・チャンチャン焼・ビビンバ・スパゲッティ・ミートドリア等引用:キンリューフーズ株式会社
商品名:金龍 焼肉のタレ(中辛)
内容量:210g
価格:980円(税込)
比較まとめ「黒毛和牛と相性がいいのは●●」
こんかいは人気ブランドの焼肉のタレを3種類食べ比べしてみました。どれもバランスよく味付けがされていて人気があるというのもうなずけるものばかり。当たりがよかったです。
ただ、国産の最高レベルのブランド牛と相性が良いものという視点で見ると、頭一つ抜けているものがありました。それは、
『叙々苑 焼肉のタレ』
やはり、化学調味料が少なく自然な美味しさ。香りの強い松阪牛や近江牛などの超一流のブランド牛とあわせても邪魔しないという完璧な仕上がりです。
さらに甘みも控え目でお肉本来の味を楽しむことができるでしょう。