最近よく目にするようになったラム肉という単語。骨付きでなんだか美味しそうですよね。
羊のお肉と聞いただけで敬遠している方もいると思いますが、実はそれ・・・
もったいない!
ラム肉は栄養価が高く、非常にヘルシーなお肉なんです。ダイエット効果や美容にも良いんですよ。簡単に調理できて美味しく綺麗になれるという食材を放っておくのでは残念。
今回は日本でもすこしずつ一般的になってきたラム肉の魅力について書いていきます。
ラム肉ってどんなお肉なの?
ラム肉というのは、生後1年未満の仔羊のお肉をいいます。近年ではお肉屋さんだけでなく一般的なスーパーやネット通販で新鮮なお肉が買えるようになってきました。これらのラム肉の多くは主にニュージーランド産、だいたい生後4~6ヶ月の柔らかいお肉になっています。
大人になると羊はマトンと呼ばれるようなります。生後2年以上から7年くらいまでの羊肉のことを指してこのように呼びます。一昔前までは今ほど流通のシステムや効率が良くなかったためにマトン肉が多く、そのために「羊=くさい」という方程式ができている方も多いのではないでしょうか。
最近の羊肉(ラム肉)は臭みがない!
ラム肉はマトン肉に比べて独特の香りが控えめで、シンプルなステーキなどで食べても美味しいんです。
ラム肉の美容効果について
ラム肉は栄養価が他のお肉とはちょっとバランスが違って、それが美容に良いといわれています。栄養素としてはL-カルチニン、ビタミンB1、ビタミンB2、鉄分などが豊富。
カロリーも豚肉と比較すると低く、良質なたんぱく質が摂れるとあって非常にヘルシーなお肉になります。
なかでもL-カルニチンはダイエット効果、冷え性解消、生活習慣病予防と現代の女性にとって必要不可欠な食品になりつつあります。
プロが作らなければ美味しくならないと考えられてきた食材「ラム肉」も実は料理のコツもいらず、鶏肉や豚肉と同じように調理すればよいんですよね。
香りがとても良いので、今までのレシピのお肉を置き換えるだけで新しい味付けになるという手軽さも嬉しい。楽ができるお肉です。
L-カルニチンの魅力を知ろう
動物のたんぱく質には、アミノ酸のひとつであるL-カルチニンという成分が含まれています。赤身に多く、しかもよく動く部位ほど成分が濃いというL-カルニチンは食べても基礎代謝をあげて、細胞の脂肪燃焼を助ける働きがあるんです。
ラム肉が素晴らしいのは、この脂肪燃焼効果の高い成分が他のどのお肉よりも多く含まれているということです。豚肉と比較すると焼く7倍。比較的L-カルニチンが入っているといわれる国産の黒毛和牛と比較しても1.4倍ものアミノ酸が入っています。
L-カルニチンは人間の身体にも存在する成分なのですが、年齢とともに減少していくようです。ピークは20歳といいますから、老化と密接に関係していることがわかりますね。メタボや中年太りといった体型の変化の要因と考えても矛盾しない結果だと思います。
効率の良いダイエットを考えているのであれば、ラム肉でL-カルニチンを摂取しながら適度な運動をするのが良いでしょう。また、L-カルニチンは吸収する時にカテキンと合わせると吸収率が上がるそうです。是非食後のお茶をあわせてみてください。
ラム肉の冷え性解消は「レチノール」にあり
ラム肉はダイエットだけでなく冷え性の解消効果もあるとされます。古くから中国ではラム肉が食されており、漢方医学でも内臓の機能を高めて身体を温める効果があるとされてきました。
西洋医学においてもラム肉に含まれるレチノールという成分が細胞全体を作る効果があるということがわかっています。レチノールが不足すると血管がもろくなったり、細胞が作られにくくなるために肌荒れが発生します。血管がもろくなると血流が滞ることにつながりますので、結果として手足が冷えやすくなることにつながります。
冷え性はこれだけでも、身体の様々な不調を発生させる、厄介な症状です。是非ラム肉を適宜取り入れて、末端までぽかぽかの体質になって行きましょう。