馬刺しが生で食べることが許されている理由は?

生の牛肉を使ったユッケが最近は少なくなってますよね。

お肉のプニっとした触感が楽しく、あれほど味わいの濃いおつまみもそうそう多くないので好きだったのですが。

一方で馬刺しというのは、規制が少なくお店でも購入しやすいです。この差はなぜでしょうか。今回は馬刺しが生で食べても良い理由についてです。

馬の肉は安全性が高い!?

馬刺しが生で食べられる理由はその安全性によります。実は馬のお肉は食肉のなかで最も安全と言われているのです。

これは一つには馬が抗原度が低いことによるためと言われています。

抗原度が低いことによってアレルギーを引き起こす可能性が低く、安全性が高いと判断されています。

菌保有リスクが少ない

また馬は、牛や羊などとは異なり反芻動物ではないため腸管出血性大腸菌の保菌リスクが低いです。大腸菌として食中毒が懸念されるものとしてO157が有名ですよね。

牛肉の生食が厳しくなったのがこの菌によるものだったということで印象に残っている方は多いのではないでしょうか。

馬は腸が一つしか持たない動物のために保菌が確認されたことがないと考えられています。これと同時に食肉による細菌性の食中毒についても、カンピロバクターのリスクが低いそうです。

生産者の努力によるものでもある

馬刺しがおいしく生で食べられるのは、上記のような動物の種類による特徴だけではないのは知っておいてほしいポイントです。

馬肉の安全性は長期にわたって生産者が安全と安心を第一に考えてくれたことによって許可されているのです。

生で食べられるように生産工程や設備、輸送方法など工夫してくれてようやく美味しい馬刺しが出来上がる。本当にありがたいです。

馬刺しにも決まりはちゃんとある

2011年に厚生労働省は馬刺しの製造時にはマイナス20℃で48時間以上冷凍することが義務付けました。

しっかりと生産者が工程をしっかり守り続けていることから、自宅でも馬刺しを楽しめるのです。

まとめ

冷凍することによって鮮度は保てるようになり消費者も安心して購入できるようになっています。

ただ、うまく解凍できないと、薄くスライスできなかったり、変色したり、肉汁が出てしまったりと味が落ちてしまいます。

本来の味が楽しむためにもしっかりと処理する方法をみて、お店で食べるような馬刺しを味わって欲しいと思います。

 

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