美味しいということで有名な黒毛和牛。バーベキューなどの時には、大きな塊ブロック肉を購入して自分で切り分けたいという方もいるでしょう。
たくさん美味しいお肉を食べたい会なら、大きく買った方がお得。特に黒毛和牛だと顕著だったりします。たとえ松坂牛であってもお値打ちに購入することができるのです。
今回は大きなブロック肉を自分で切り分ける方法についてお伝えします。
塊のお肉・ブロック肉を美味しく切る方法
お肉を美味しく切るには、何点かのポイントがあります。
ここではブロック肉からステーキ肉を切り分けるときのカッティング方法と、カレーなど煮込み用のサイコロ肉に切り分けるときの方法をご紹介します。
ステーキ肉はお肉の繊維に対して直角に切る
お肉は切り方ひとつで味が大きく変わってきます。
まず、塊肉を下ごしらえするときには、筋がどこにあるかを確認します。たいていの塊肉にはブロックの中心に白い筋が見えます。この筋を境にしてお肉の部位が変わります。赤身に脂肪の塊が点々と入っているのがステーキ用の部位で、筋が少なく焼いて食べるとおいしい部分。
筋がたくさん入っている部分は煮込み用です。お肉を切り分けるときは、大きな筋に沿って包丁を入れます。筋と平行に包丁の刃を入れていきますから、切り分けるのにそれほど力はいりません。
ステーキ用の筋の少ない部分は、肉の繊維に対して直角に切ります。ステーキ・カッティングといい、お肉を柔らかいままカットする方法です。繊維に対して直角に刃を入れれば、お肉を焼いたときに熱がすばやく肉の中心部に伝わるので、火の通りがよくなるのです。
筋の多い部分は水平に切って、大きさをそろえる
つぎに、筋の多い部分を切り分けるダイス・カッティング法です。塊肉の切り分け方に慣れていない人は、サーロインのような筋の少ない部分を購入するのがベストですが、価格的に手に入れやすいのが肩ロースなどを購入すると筋が多いところがあります。
筋が多いと固くなるのでカットも大変ですが、これも筋に対して平行に包丁を入れて、一口サイズに切り分けていきます。ダイス・カッティングをするときの注意点は、お肉の大きさをなるべくそろえること。
お肉のサイズに差がありすぎると、お料理をするときに火の通り具合に差が出てしまいます。なるべく同じような大きさに切りそろえましょう。
ちなみにステーキにする部分は、カット前にお肉をラップで包んで1時間ほど冷凍すると切りやすくなりますが、筋の多い部分は冷凍するとかえって固くなってしまいます。こちらは冷凍せずに常温のままで切り分けるのがおすすめです。
ネット通販なら、あの松阪牛のブロック肉も買える
最近ではネット通販などで松阪牛のブロック肉を手に入れることができるようになりました。
好きな部位をお値打ちに手に入れて、バーベキューをより豪華に美味しくしてみましょう。自宅用に切り分けて、保存しておくのもおすすめですよ。